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楽天市場に出店している19304店の県ごとの店舗数を調べたら以外に多いのは「あの県」だった

早川朋孝 早川朋孝
ECコンサルタント
分析ECコラム

楽天市場に出店している19304店の県ごとの分布を調べてみた。店舗情報はrakuten web serviceのAPIでランキングに載っている店舗を抽出し取得した。県ごとの人口は2024年のデータを採用した。参考元はe-statという政府の統計データである。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003448231

楽天の県別の店舗数

当然都市が多い

東京と大阪が最も店舗が多いのはいうまでもない。人口における店舗の割合は東京も大阪も0.29と最も高い。商業が盛んな地域は物流網も発達しているし、人材も集まる。ある程度大きいネットショップになると社内で専任のIT人材がいるが、IT人材は都市部に偏在しているので、当然都市部が有利だ。一方地方では採用しにくいだろう。

地方も多い

人口が少ないわりに楽天の店舗が多いのが和歌山でその割合は0.28だ。次に福井の0.24が続く。岐阜、山梨や四国の四つの県も相対的に高い。なぜ和歌山に楽天出店店舗が多いかは不明だが、大阪に隣接している府県はいずれも高いので、物流網が関係しているかもしれない。やはり商業都市の大阪の存在は大きいのだ。また、大阪は商売人が多く、商売人の子どもはまた商売人である可能性が高く、そういった商売人気質を持った人が多いのが関係しているのだろう。

以外と低いのが北海道

物産展などがあれば常に上位の北海道は人口も504万人と多いので店舗数の割合も高そうだが、実際は低い。北海道の名産であるホタテや魚介、乳牛などは鮮度が命で、ネット通販では売りにくいのだろう。仮に売り安い商品があっても、北海道に工場があって、そこから九州の注文に配送するとなると送料が高くなる。

「ネットショップは地域に関係なく商売できる」とはECプラットフォーマーの常套の営業文句だろうが、現実にそんなことはなく、上述の通りやはり商売は都市部のほうが強いのだ。地域性など一見関係なさそうなネットショップであってもそうなのである。地方でネットショップをするには、こういった事情を踏まえて運営する必要がある。

地方でも工夫次第で成功できる

とはいえ、地方だからといってそれだけが理由で失敗するわけではない。地方のネットショップでも魅力的なお店はたくさんある。地方の店舗がネットショップで成功するには、ネット通販に適した魅力的な商材を用意し、物流コストの不利点をものともせず、IT人材の不足にも抗い、と色々大変だろうけれど、強みを伸ばし差別化できれば、地方でも商売は可能である。

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このブログを書いてる人
早川 朋孝 ECコンサルタント
Dx、AI活用、データ分析、マーケティング、会計などワンストップで御社EC業務を支援します。特にAPIの扱いが得意で、20年の経験とAPIを組み合わせての提案は、他社は簡単に真似できません。
プロフィール
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趣味は読書、ピアノ、マリノスの応援など

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