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ネットショップの経理業務をRPA vol2【Yahooショッピングの売掛金をfreee会計にAPIで登録】

早川朋孝 早川朋孝
ECコンサルタント

今回はYahooショッピングについて簡単に紹介します。この記事はITリテラシーの高い人を対象にしています。アプリを使う初級編、エクセルのマクロを扱う中級編についてはネットショップの経理業務をRPAしよう【楽天市場の売掛金をfreee会計にAPIで登録】を参照ください。

本記事ではfreeeを対象にしますが、おそらくマネーフォワードでも同様のことができると思います。freeeに限らず今どきの会計ソフトはAPIが充実しているので、基本的に自動化できないということはないでしょう。うまくRPAできない場合は、IT技術者が経理業務をRPAに落とし込む過程を理解できていないとか、または単純に技術力や開発資金が不足しているだけだと思います。

YahooショッピングのAPIを活用してEC事業の経理業務をRPA

YahooAPIで面倒な経理業務を自動化(RPA)しましょう。2026年1月25日現在、freeeの外部アプリにはYahooショッピングはありません。

Yahooショッピングも楽天同様、ポイントやクーポンがあります。自店舗でポイント・クーポンを負担する場合は帳簿上は費用となりますが、そういった経理処理がごちゃごちゃしていて毎月末は経理業務が修羅場という企業はAPIでRPAしましょう。

まだYahooショッピングのAPIを使ったことがないという方は、始め方についてYahooショッピングのストアAPIをPythonで新規認証するを参照ください。APIの認証フローは楽天より少し面倒です。

YahooショッピングのAPIで決済が完了した注文情報を取得する

YahooショッピングのAPIの公式マニュアルです。
https://developer.yahoo.co.jp/webapi/shopping/orderList.html

収益認識の基準は、一般にネットショップの場合は「発送した時点」と見なすので、システム的には配送伝票番号がYahooショッピングに登録された時点で発送完了と見なされます。これは楽天市場の場合と同じです。注文検索APIでは以下の点に留意しましょう。

  • OrderTimeFromで日時をしぼる。
  • OrderStatusの値は5(つまり完了)
  • OrderTimeFromで日時をしぼらないと、過去の注文完了したデータも対象に含まれてしまいます。システムの誤りで帳簿に二重計上されたとなってはかなり面倒です。そのため日時を厳密にしぼりましょう。処理実行時点の日時にするのが無難でしょう。仮に処理済みの注文番号を取得したとしても、注文番号は一意なのでDBでprimary keyにしておけば重複することはありませんが、二重取得を放置するとAPIリクエストの回数やデータ量が増えて、好ましいことではありません。

    一般にEC業務のRPAこういう細かい点に配慮するのがけっこう難しいです。APIにデータをリクエストするだけならプログラムに知識がない人でもChatGPTにソースコードを作らせることもできますが、会社ごとに固有の業務をRPAのシステムに落とし込むのはなかなか難しいものです。

    YahooショッピングのAPIで注文検索をして、freee APIに登録するまでの基本的な流れを整理します。

    処理内容 備考
    YahooショッピングのAPIで「発送済み」のデータを取得 日付を絞ってAPIリクエストし、注文番号を一意に扱うこと
    取得したデータをいったんDBやスプレッドシートなどに保存する いったん保存すれば、取得済みのデータを再度APIリクエストする必要がない
    スプレッドシートなどのデータを読み込んで、freeeにAPIリクエストする リクエスト結果は保存すべし
    リクエストが成功したら楽天の注文番号を記録しておく 二重リクエストしないための措置

    freeeのAPIでYahooの売掛金を登録

    以下は楽天の記事と同じですが、そのまま転載します。

    https://developer.freee.co.jp/reference/accounting/reference#/Deals/create_deal
    マニュアルページ中程に下記の記述があります。このエンドポイントで楽天の売掛金をfreee会計に登録します。

    freeeAPIマニュアル

    /api/1/deals
    取引(収入・支出)の作成
    

    注意点

    会計ソフトのAPIで確認する際は、必ずテスト環境で試しましょう。個人事業主や一人ECなどの零細事業者なら間違って仕分けを登録しても何も問題ないでしょうが、ある程度大きい会社の帳簿で間違って登録したとか、誤ってデータを削除したとなるとかなり面倒なことになります。

このブログを書いてる人
早川 朋孝 ECコンサルタント
Dx、AI活用、データ分析、マーケティング、会計などワンストップで御社EC業務を支援します。特にAPIの扱いが得意で、20年の経験とAPIを組み合わせての提案は、他社は簡単に真似できません。
プロフィール
EC業務のDxの相談のります
趣味は読書、ピアノ、マリノスの応援など

EC運営のRPAを支援します

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